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   スーパーサイエンスクラブ(SSC)
 スーパーサイエンスハイスクールスーパーサイエンスクラブ高大の連携教育


京都教育大学附属高校が展開する
スーパーサイエンスクラブ(SSC)
があなたを夢に近づけます



スーパーサイエンスクラブ(Super Science Club)とは

 本校は平成14〜16年度に続いて平成17年度から5年間,新たにスーパーサイエンスハイスクール研究校に指定されました。そもそもスーパーサイエンスハイスクールは,将来の日本の科学を担う人材の育成を目指すものです。同時に科学と無関係に生きてはいけないこの世界で,科学的な知識や見識に優れた人材を多く育成することも大事な目的です。科学的な知識や科学的なものの見方・考え方は理系文系に関わりなく皆に必要なことなのです。

 今までの研究で学んだことを授業に活かしていくことはいうまでもありません。さらに授業の内容を発展させた活動を,大学の先生や企業の方々の協力を得,連携のもとに課外活動や校外学習活動として,放課後・土曜日・日曜日・長期休業中に場を設定し,皆さんの参加を募ることにしました。

 その活動をスーパーサイエンスクラブ(Super Science Club)略称SSC活動とするものです。この活動には京都教育大学・京都大学・京都工芸繊維大学・京都府立大学・筑波大学などの先生方や研究機関,企業の方々に深く関わっていただいています。また将来文系に進もうかなと考えている人にとっても得難い経験になると思います。

SSC活動の特徴

・授業からの発展・応用としての自主活動
・大学・研究期間・民間企業との連携
・授業時間外(放課後や休日)の活動

SSC活動例

1.透過型電子顕微鏡(TEM)で原子をみる
過型電子顕微鏡(TEM)の原理を学習し、実際にTEMで原子をみる

2.超伝導体の作成
Y系超伝導酸化物を原料から作成

3.物理実験入門 科学と工作
ペットボトルロケットの制作

4.化学実験クラブ〜草木染
タマネギの外皮に含まれる色素を使って染色を行い、媒染液や繊維の種類による色合いの差と色素の定着度を調べる。タマネギの外皮の色素の抽出も行う。

5.化学実験クラブ〜青銅作り
銅とスズから青銅を作る。作った青銅の元素分析を京都教育大学にて行う。

6.鉛蓄電池工場,製鉄所見学
鉛蓄電池の工場見学(GSユアサコーポレーション)
製鉄所の見学(神戸製鋼加古川製鉄所)
7.臨海実習
ウニの発生の観察、磯での海洋生物観察・採集、魚類心理学の講義を行う。

8.ショウジョウバエの突然変異体
  〜お酒に強いショウジョウバエと弱いショウジョウバエ
@ ショウジョウバエを採集する。
A 教科書によくでてくる突然変異体数種類を実際に観察する。
B 普通のショウジョウバエ(野生株)とお酒に弱い突然変異体を使って,アルコール耐性試験をおこない,両者を比較する。

今回は,遺伝子については調べないが,3年生の生命科学Uの授業では,このアルコール耐性遺伝子を取り出して調べる。つまり遺伝子の違いがお酒に強いか弱いかに関係することを確認できる。

 
9.シロアリを知ろう
シロアリの観察を行い、シロアリの研究について知る。

10.異物を捕食し生体防御に働く食細胞の観察
マウスに異物を注入し、それを捕食し生体防御を行う細胞がどこで、どのように働くかを観察する。

11.DNA鑑定
DNAを増幅するPCRの原理とDNA鑑定のしくみを、実験を通して学ぶ。

12.惑星・恒星の観察
月に1回(原則金曜日)、5月から2月まで惑星などを継続観察し、位置の変化、明るさの変化などを調べる。

13.FLASHによるアニメーション制作
Adobe社のFlash8によるディジタルアニメーションムービーの制作を行い,完成した作品をWebページで発信する。マルチメディアコンテストへの出品または,タイとの国際共同授業を実施する予定。

14.陸上競技の科学
陸上競技を科学的側面(バイオメカニクス関係)から学習し、実習を通じて、科学的な技術の獲得方法を体験する本学と連携し、大学教員、学生と活動する。

15.プレゼンセミナー〜英語でサイエンス〜
講演と、日英サイエンスワークショップ参加者による「日英サイエンスワークショップ」の総括的プレゼンテーションに対する指導・講評。

16.数学クラブ
楽しみながらじっくりゆっくり数学の問題を解いていこう。

17.体幹を鍛えよう〜科学的なアプローチ
さまざまな競技の特性に応じた柔軟性チェック!改善コンディショニング及び必要な筋力チェックを実施!

18.お湯を沸かすとき,電気コンロと電気ポットどちらがお得?
   〜電熱機器の熱効率を測定してみよう〜
電気でお湯を沸かす場合,電気コンロにヤカンをのせて沸かす方法と電気ポットで沸かす方法がる。(電磁調理器でも沸かせるが,今回は除外する。)経済的にみて,どちらの方法が得か?これについては,実験的に確かめることができる。実験の観察,結果の考察を通して,「技術を評価する視点」を学ぶ。

19.Read Science in English〜 科学的な内容の英文を速読する 〜
科学的な内容の英文を速読する方法を学ぶ。「Timed Readings Plus in Science」 (McGraw-Hill)を使用。5回シリーズ。速読力の伸長をグラフに描いて向上を実感してもらう。

20.サイエンス・ダイアログから〜研究者の話を聞こう〜
外国人研究者を招いて,「光で遊ぶ金ナノ粒子」というタイトルで英語で研究の話をしていただきました。

21.ハワイ研修(平成19年度実施予定)
ハワイ島という地の利を活かして,天文,地質,生物などのサイエンスを研修すると同時に,ハワイの歴史や文化を学びます。

他のSSH校との合同実施

1.日英サイエンスワークショップ(平成19年度は本校主催で京都で実施予定)
イギリスの大学教授の指導により,科学に関するテーマについて日英混合メンバーによる班単位の実験を行い,その成果を互いにIT機器を駆使しながら、英語で発表しあう。これらのことを通じて,科学や大学での学問の楽しさや奥深さ,国際理解や相互協力の必要性,SSH校交流の意義などについてより深く認識する。本校含む京都SSH4校参加。

2.筑波サイエンスワークショップ(平成19年度も本校主催で実施予定)
京都・滋賀・奈良のSSH校とともに,筑波学都市で化学実験を通して学び,結果を発表する機会を持ちました。




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