京都教育大学附属高等学校 SSH行事

2005.2.18.(金) 「きっづ光科学館ふぉとん」訪問

2年生SSHクラスが京都府木津町にある,きっづ光科学館ふぉとんを訪問しました。

●実験の部
実験課題「水プリズムとレーザーを用いた糖液の定量分析」

実験の説明をする職員の長濱氏。それをよく聞く生徒達。


ガラス製の三角柱(内部は液体が注入できる)に糖液を入れ,そこにレーザー光を照射し,屈折光をスクリーンに当てて記録する。
 

5種類の濃度の水溶液が用意されておき,5回実験する。
(下右写真)館長さんも見に来られ,指導していただきました。



実は記録はセロハンテープ上にしてあり,濃度によって屈折の度合いの違いが分かる。これを定規で測定し,検量線を描く。
 

次に未知の試料(今回は市販のレモンティ)の糖の濃度を調べるため,同様の方法で実験。

検量線を用いて,濃度を推定する。誤差のとても小さい班もありました。

アッベの屈折計を用いると,精密に液体の屈折率が測定できる。でもその器械はとても高価とのこと。
果物の糖度を測る場合などに使われているとのこと。


最後にホワイトボードに結果をまとめました。



●館内見学の部
小さな子どもから高校生や大人まで楽しめる展示物がたくさんありました。

自転車のスピードが光速に近くなると,景色はどう見えるか?
 

ニュートリノの検出で有名な光電子増倍管
 

(左写真)レーザー光を用いた距離測定。mmの単位まで測定してしまいます。実際の測量に使われている。
(右写真)顔をパソコンに取り込み,鼻を高くしたり,あごを小さくしたりと変形し,立体的に見ることができました。
 

(左写真)赤外レーザーで木片に文字を焼く装置。結構人気です。
(右写真)長濱氏によるレーザー実験ショー。サービスたっぷり!
 

回折格子のシートをもらい,レーザー光や電球などを観察。