京都教育大学附属高等学校 SSH行事
2004.6.4.(金) XMA(X線マイクロアナライザー)実習
京都教育大学において,XMA(X線マイクロアナライザー)による金属元素分析実習をおこないました。
実習では,日本の貨幣や鍵,指輪など身近な金属(合金)を持参し,非破壊の元素分析をしました。
<サンプル>旧五百円硬貨(白銅貨幣)
独立行政法人 造幣局発表 XMA Cu 750 Cu 740.4 Ni 250 Ni 259.6
←分析結果
<サンプル>新五百円硬貨(ニッケル黄銅貨幣)
独立行政法人 造幣局発表 XMA Cu 720 Cu 760.7 Zn 200 Zn 154.0 Ni 80 Ni 85.4
←分析結果
※造幣局のホームページはこちら
S君は金の指輪にルビーが付いたものを持参しました。X線解析をした結果,ほぼ純金であることがわかるとS君はほっと安心。
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後半は体心立方格子と面心立方格子の単位格子の模型を作成。各自,段取りよく作成をしていました。
最後で武蔵野先生に,XMAの検出器の原理についてかなりつっこんだ質問をしている生徒もいました。