五角形の外部に正三角形を書き加えるという発想を新鮮に感じました。 「このようなことは思いつきにくいのではないか。」と他の生徒に聞きますと、『中学校時代に行っていた塾では、「角度の問題で分からないときは、正三角形や、二等辺三角形を描いてみるとよい。」と教えられていた。』とのことでした。 |
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2005年 数学オリンピック国内予選問題9 生徒解答 1年3組34番 森 裕都 2005年9月 |
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右図のように五角形の外部に、辺AEを1辺とする正三角形AEFを作る。 このとき、∠BAE=108°なので、∠BAF=168°。 三角形ABFはAB=AFの二等辺三角形であるので、∠ABF=∠AFB=6° よって、点PはBF上にある。 ∠AEP=12°となるように点Pを辺BF上に取れば、右図のようになり、このとき、∠PACを求めればよい。 ∠PEF=60°+12°=72°、∠EFP=60°-6°=54° ∠FPE=180°-72°-54°=54° ∠EPF=∠EFPより、三角形EFPは二等辺三角形 ∴ EF=EP …@ 三角形EFPは正三角形なのでEF=EA …A @AよりEA=EP ∴ ∠EAP=(180°-12°)÷2=84° ∴ ∠BAP=108°-84°=24° ∠BAC=(180°-108°)÷2=36° ∠PAC=∠BAC-∠BAP=36°-24°=12° |
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