38期生 2002.7
多読通信 第1号
京都教育大学附属高校 英語科
期末考査が終わり、夏休みも目前になりました。6月から1年生は、新しく「多読プログラム」が始まりました。この2ヶ月ほどの間に、61冊の本が貸し出され、26冊が返却されています。この数は、例年と比べると必ずしも多いとは言えませんが、返却カードに書いてくれた内容を見てみると、読んだ人は、結構多読が気に入っていることがわかります。まだ英語教官室の「多読ライブラリー」を利用していない人は、是非夏休みにトライしてみてください。読んだ人が「返却カード」に書いてくれた推薦文の中からいくつかを、以下に紹介してみましょう。
本の番号 194 書名 L.A. RAID
「おもしろかった。辞書なしでもある程度読めるし、わからん単語も何となく予測がつくし、ストーリーもわかりやすいのでオススメ。」
本の番号 210 書名 Ryuko
and the White Flag
「本文の下に単語や熟語の意味があるので読みやすい。戦争の話なので、ちょっと暗いキモチになる。もっといろんなことを考えなーって気になる。英語なので、ゆっくり読む分、場面をゆっくり想像しながら読めた。だからよけいに切なくなった。」
本の番号 ? 書名 The Best Sherlock Holms Srories
「この本は原作をわかりやすくしていて、何と言ってもも読みやすい!!難しい表現には解説もついていて辞書なしでも十分楽しめます。これを読めば全体を読みたくなること間違いなし!?」
本の番号 2054 書名 The Adventures of Sherlock Holms
「これからどうなるのかなー、と思ったりしてとても面白いです。みんなに是非読んでほしいです。」
本の番号 54 書名 The Phantom of the
Opera
「難しい単語の解説も載っているので読みやすい。」
本の番号 1389 書名 Paul Jennings
「絵が少しキモイけどおもしろいです。」
本の番号 8014 書名 Peach Boy
「知ってる話が多かったので、知らない単語も想像して読めるのでよかったです。」
本の番号 1358 書名 Little Women
「ストーリー自身はぼちぼちだが、当時のアメリカの労働階級の状況がよくわかるので面白いと思います。英語レベルは高一ならちょうどいいはず。」
本の番号 187 書名 Anna and the Fighter
「挿絵が多いので、少々英語がわからなくても比較的楽に読めた。」
本の番号 205 書名 The Briefcase
「16ページで短かいからすぐ読める。」
本の番号 1188 書名 Shakespeare’s
Best Stories
「シェークスピア四大悲劇のうちの「リア王」「ハムレット」そして「ロミオとジュリエット」が収録されている。どれも有名なお話なので、一度は読んでみた方がいいと思う。」
夏休み中も、大いに多読プログラムを活用して、英語の自由読書を楽しんでください。宿題ではありませんので、読む、読まないは君たちの自由です(もちろん成績にも入りません)が、楽しみながらどんどん英文を読んでいき、いつのまにか300ページ、400ページを越えるようになると、必ずや『速く、正確に』読めるようになっていることでしょう。そんな日が高校時代にやってくるとしたらどんなにすばらしいでしょう!
*図書館にある洋書(入ってすぐ右の背の低い棚が洋書コーナーです。)も利用できますし、家にある洋書を読んだ場合も、生徒記入カードに書いて英語教官室の箱に入れてください。(もちろん、「多読累計表」にも記入のこと。)
38期生 2002.10
多読通信 第2号
京都教育大学附属高校 英語科
暑かった夏もいつのまにか去り、代わって気持ちのよい秋がやって来ました。秋と言えば、読書の秋!多読の秋です。6月から始めた「多読プログラム」ですが、みなさんはこれまでどれくらい利用したでしょうか。9月末までに、118冊の本が貸し出され、55冊が返却されています。数字の上では、1年生の2人に1人が1冊ずつ借りて、そのうち半数の人が読み終えて返却したという勘定になりますが、実際は特定の人が何冊も読んでいるようです。他校にはない「多読ライブラリー」ですから、もっと多くの人に活用して欲しいと思います。気軽に英語教官室の「多読ライブラリー」を覗いてみてください。きっと英語との新しい出会いが見つかるでしょう。
今回も、既に読んだ人が「返却カード」に書いてくれた推薦文の中から、いくつかを以下に紹介してみましょう。
本の番号 1127 書名 リトル・トリー
「この本はもっと長いお話で、日本語に訳された本があります。これは「要約本」といったところでしょうか。この本は辞書なしで読めるので、ざっと読んでから日本語に訳された本を読んでみるといいかもしれません。」
本の番号 241 書名 Charles
M. Schulz
「スヌーピーやその他のキャラクターのことがとてもよくわかり、面白かったです。「ピーナッツ」ファンの人は是非読んでください。」
本の番号 56 書名 The Coldest Place
on Earth
「多分実話だと思う。だから話に現実性があっておもしろい。」
本の番号 197 書名 The Truth Machine
「1年やったらたぶん少し単語を調べたらすらすら読めると思います。表紙は恐いけど、中はマンガも多いので恐がらずに開けてみてくださいな。」
本の番号 77 書名 Australia
「オーストラリアのことを少し知っているだけで、結構読み進めることができると思います。」
本の番号 1246 書名 The
Stories of Wonders and Ghosts
「後ろに語句の意味ものっているし、1つ1つの話が短いので時間のない人でも楽に読めると思います。」
本の番号 218 書名 The
Monkey’s Paw
「すごくスリルな話で、ちょっと恐いけど、案外スラスラ読める話で、読み出したらけっこうハマル!!初めて英語本読む人にはオススメ!!」
本の番号 1125 書名 The
Story of Chiune Sugihara
「ユダヤ人迫害の時の話という難しい内容だったけど、杉原千畝さんの良心を全うした生き方はとても感動しますよ。」
本の番号 166 書名 The
Piano
「ピアノ好きな人、読んでみてはいかが?単語は簡単なものがほとんどです。」
本の番号 1398 書名 オリエント急行殺人事件
「サスペンス≠チていう感じでおもしろいです。難しい単語もあるけど雰囲気でわかります。」
本の番号 2226 書名 たのしいムーミン一家
「ムーミンやスナフキンが好きな人は是非。そんなに難しくない文章なので読みやすい。」
*夏休み前に借りた本で、家に眠っている本はありませんか。もしあればいったん返却してください。その本を読みたいと思っている人がいるかもしれませんので。
中間テストが終わり、2学期も後半にさしかかりました。これからしばらくは1年中で最もすごしやすい時期です。英語の学習においても、授業や家庭学習に意欲的に取り組み、充実の秋にしてほしいものです。また、英語教官室の「多読ライブラリー」や、図書館の英語本コーナーにも是非足を運んで英語の自由読書を楽しんでください。
例によって、最近の返却カードから、推薦文を紹介しましょう。
本の番号 1012 書名 A Christmas Carol
「名作クリスマスキャロルがおもしろくのってます。解説ものってて、すごく分かりやすく読めるのでオススメです!」
推薦者の評価: 面白さ度=5 難易度=3
本の番号 48 書名 The House on the Hill
「話もおもしろいし、単語の使い方の解説ものっていてわかりやすかった。」
推薦者の評価: 面白さ度=4 難易度=2
本の番号 1148 書名 Annie and the Old One
「ストーリー的に面白かった。アニーの成長が良い。」
推薦者の評価: 面白さ度=5 難易度=2
本の番号 ? 書名 Aesop,Myths,Bible
「イソップ童話やギリシア神話などの短編集です。知っている話ばかりなので、英語だとこう表現されるのかと比べながら読むことができます。単語の意味も載っているし、別冊で全訳もついています。」
推薦者の評価: 面白さ度=4 難易度=1
多読本を読んだら、6月に配布した、「多読累計表」にも記録を残しておこう。
期末テストが終わり、冬休み目前となりました。年末年始の何となく気ぜわしい時期ですが、暇を見つけて英語の多読に励んでみてはどうですか。きっと楽しみながら速読の力もつくことでしょう。コタツに入って、みかんでも食べながらの多読もいいものですよ。冬休みが始まるまでに、英語教官室の「多読ライブラリー」や、図書館の英語本コーナーに是非足を運んでみて下さい。素敵な本との出会いが見つかるかも。なお、「多読ライブラリー」の方は、冬休み中5冊まで借りられます。
例によって、最近1ヶ月間の返却カードから、推薦文を紹介しましょう。
本の番号 1378 書名 Lucky on the Loose
「単語がわからなくても、流れで読み取るのがたやすいです。」
推薦者の評価: 面白さ度=5 難易度=2
本の番号 178 書名 Americans in School
「アメリカ人の学校生活がよくわかっておもしろいです。」
推薦者の評価: 面白さ度=4 難易度=1
本の番号 1387 書名 Singenpoo Strikes Again
「ストーリーがおもしろいので読みやすいです。」
推薦者の評価: 面白さ度=5 難易度3
本の番号 1379 書名 A Boy in the Doghouse
「ストーリー展開が単純で読みやすいです。」
推薦者の評価: 面白さ度=4 難易度=2
*多読本を読んだら、6月に配布した、「多読累計表」にも記録を残しておこう。
お薦めの一冊: 岩波ジュニア新書246「新しい英文読解法」この本を読むと、長めの英文を読んで内容を把握する方法を伝授してもらえますよ。絶対お薦め!
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東大寺のお水取りも終わり、本格的な春の到来が待たれる頃になりました。1年生最後の定期テストも終わり、ホット一息ついていることでしょう。昨年の6月からスタートした「多読プログラム」ですが、これまで何回多読ライブラリーを利用したでしょうか。6月に配布した、「多読累計表」に記録を残してくれていますか。累計表は今学期中に、英語の担当者に提出してください。
今回も、提出された「返却カード」の中からいくつかを紹介してみましょう。
本の番号 241 書名 Charles M. Schulz
「シュルツさんの紹介の他に、ピーナッツのキャラクターのことも書いてあるので、スヌーピーが好きな人は是非借りてください。文や単語は簡単なほうなので、楽しく読めます。図書室のピーナッツのマンガではわからないこともわかります。」
推薦者の評価: 面白さ度=5 難易度=3
本の番号 187 書名 Anna and the Fighter
「単語もそんなに難しいのが出てこないし、スラスラ読めるから、オススメ!」
推薦者の評価: 面白さ度=5 難易度=1
本の番号 240 書名 Mukai Chiaki
「向井さんの夢に向かっていた様子に感動します。」
推薦者の評価: 面白さ度=4 難易度=1
本の番号 1024 書名 The Flower Seller
「内容にスリルがあって面白い。また、そんなに難しくもなく読みやすいので初めての人は読んだらいいと思う。」
推薦者の評価: 面白さ度=5 難易度=3
*多読プログラムはこれからも続きます。春休みも大いに利用してください。