「ダイナミックなライティング指導の試み」
京都教育大学附属高等学校 高田哲朗
1.はじめに
数年前、公立高校に勤務していた当時、同僚のある英語教師が次のような意味のことを若い英語教師を前にして言っているのを耳にしたことがある。「コミュニケーションのための英語とか何とか言っても、大多数の日本人は短期の海外旅行は別として、一生日本で暮らすのだから、話す英語や聞く英語をやっても役に立たない。そんなことに時間を使うより、多くの高校生の希望を叶えてやるためにも大学入試で点がとれるような学力をつけてやることこそ我々英語教師の仕事だ。」これに対して当時の私は反論せず、悔しい思いでじっと聞いているだけだったが、今なら自信をもって反論することだろう。この数年の間に英語教育をめぐる状況は大きく変わったからである。
インターネット元年と言われる1994年以来今日まで、急速にインターネットが普及し、これ抜きに今日の社会は語れなくなってきた。英語教育の分野でも、これまでのやり方が根本的に問い直される必要が出てきた。ネットワークの導入はこれまでの英語教育の常識、たとえば、「教材を易から難へ配列すること」や「教室で一斉授業を行うこと」と言った基本的なことすら問い直されねばならない時代になりつつある。このような状況の変化を見越してか、平成元年の現行学習指導要領では、既に「積極的にコミュニケーションをはかろうとする態度を育てる」ことが強調されているのは周知のことである。
さて、今回の実践報告で取り上げたライティングは、4技能の中でもとりわけ大きく変わったと言える領域である。従来ライティングは、4技能の中で最も高度な領域とされ、指導の順序からすれば、聞くこと、話すこと、読むことが先で、書くことは最も最後に来るべきものと考えられてきた。その理由の一つは、書くことは日本語を英語に訳すこととほぼ同義であり、それは非常に難しい作業である、と思われていたからであろう。筆者が大学英文科の学生時代、ライティングは『和文英訳』として教えられており、課題として出された日本語の新聞記事の切り抜きを、辞書を引き引き四苦八苦しながら、少しずつ英語に直していたのを思い出す。当時は、自己表現としてのライティングはなく、パラグラフ・ライティングも全く教わった記憶はない。
しかし、インターネット時代に入り、ライティングは新しい意義を持つようになってきた。海外と電子メールのやり取りが簡単に行えるようになり、和文英訳ではなく、初めからある程度の量の英文をすばやく書く必要性が生まれてきた。さらに、ここでの最も大きい意義は、相手(読者)を意識して英文を書く環境が初めてでき上がったと言う点である。換言すれば、コミュニケーションとしてのライティングの登場である。このような状況の下で求められる英語力は、速読ならぬ、『速書』の力であり、多読ならぬ、『多書』の力である。自分の言いたいことを、速く、たくさん書けるようにすること、これがこれからのライティング指導にとりわけ求められることであろう。
大学入試もこのような状況の変化を反映して、国公立、私立を問わず少しずつ和文英訳ではない問題が出題されるようになってきたことは勇気づけられる事実である。たとえば、次のような問題である。
(問題例1)
クラブ活動は高校生活にとって欠かせないものである、という意見について、
賛成か、反対か、理由をあげて、あなたの考えを 180 語程度の英語で述べなさ
い。[山形大 '94]
(問題例2)
次の英文に続けて30words以上の作文をかけ。
I
was looking for something. I was
looking everywhere in my house. It
was very important.
[広島修道大 '97]
このような状況の変化の中で、昨年度、新課程になって初めて『ライティング』を2講座担当し、今年度も『ライティング』を2講座担当している。今回の報告は、96年度1年間及び97年度1学期までの『ライティング』の授業での実践についてである。
2.指導方針と方法
現行の学習指導要領(英訳)では『ライティング』について次のように記されている。
Writing
1 Objectives
To further develop students' abilities to
write their own ideas
etc.
appropriately, and to foster a positive attitude toward writing
in English.
2 Contents
(1)
Language-use Activities
The following
language-use activities in writing should be conducted.
A To write the outline and/or the main
points about what has been
listened
to or read
B To organize ideas etc. about what has
been listened to or read,
and write
them effectively
C To organize intended messages clearly and
write them without
missing
important points
(2) Language Elements
A In carrying out the language-use
activities stated in (1),
language
elements suitable for the attainment of the objectives
mentioned in
1 should be chosen from among the Language Elements
for
Secondary
School.
The language elements thus selected
should be contemporary
standard
English.
B Words suitable for the achievement of the
objectives mentioned
in 1 above
should be selected within the same limit set under 2(2)
B of English
II. Basic idioms
should be selected for instruction.
3 Treatment of the Contents
(1) Writing should be focused on appropriate
expression for given
purposes. Emphasis should be placed on the the
process of writing
and due
attention should be paid to the structure and development
of passages.
(2) Emphasis should be placed on writing
passages of a reasonable
length
in plain English. (下線筆者)
上記の内容に基づき、昨年4月次のような指導方針を作成し、それに従って具体的な指導方法を考え、実践を開始した。今年度も指導方針は継続し、指導方法については、昨年度の反省に基づき若干手直ししている。
’96年度 ライティングの指導計画
I.方針 II.指導方法
1.徹底的なインプット モデル文の暗唱/語彙の小テスト/宿題・課
題/書き換え練習/double translation
2.コミュニケーション指向 ペアワーク/他クラス・他学年・他校との 交流/パソコン通信・インターネットで海外との交流/公的機関にメールを/クリスマスカ ード/*英文交換日記/*Team-Teaching
3.自己表現重視 英文日記/自由(パラグラフ)作文課題
4.入試に対応 ワークブックの活用/入試問題の利用
5.四技能の関連 テープの利用/LLの利用//writingから speechへ/reading・listeningからwritingへ
6.力の伸びを実感させる 英作文コンテスト(朝日新聞・全英連)/
自由作文の記録(文集・語数、文数の記録) ボキャブラリーコンテスト/小テストの記録
文集の作成
7.パソコン(ワープロ)の体験 コンピュータ室の利用
(注) * は、97年度新たに始めたものを示す。
3.指導の実際
1)3年間のカリキュラム
本校における英語の3年間のカリキュラムは次のようになっている。
3年 リーディング(3単位)・ライティング(2単位)
2年 英語II(3単位)・ライティング(2単位)
1年 英語I(3単位)・オーラルコミュニケーションA(2単位)
(注)・以上は全て必修課目であるが、選択課目として3年に英語II(2単位)を設置している。
・ライティングの指導は、太字で示した2年の『ライティング』を中心に、全ての課目で他の技能と関連させながら指導している。
2)使用教材と進度予定
教科書には、Polestar
Writing Course(数研出版)を使用しており、教科書準拠のワークブックを併用している。この2冊を用いて、まず fluency の基礎となる正しい英文が書けるようaccuracy の力を徹底して養うとともに、パラグラフ作文を基礎から指導している。『ライティング』は2単位しかないが、教科書及びワークブック(応用問題の部分を除く)を1年間ですべてやり終えるよう、次のような年間進度予定に従って進めている。
『ライティング』年間進度予定
学期 区分 教科書 ワークブック 備考
1 中間 Lesson 1〜5 Lesson 1〜5
1 期末 Lesson 6〜10 Lesson 6〜10
夏休み 夏期特別課題
2 中間 Lesson 11〜15 Lesson
11〜15
2 期末 Lesson 16〜20
Lesson 16〜20
冬休み 冬期特別課題
3 学年末 Lesson 21〜27
Lesson 21〜27
(注)夏期特別課題は、英文日記を10日以上書くこととし、冬期特別課題は
課題作文(日本の伝統的な行事、習慣、食べ物などについて外国の人に説明する文章またはこれまでに読んだ本の感想文)を課している。
3)授業の手順
教科書(Polestar
Writing Course)の各課は4ページで構成されており、全体は3つのPartに分かれている。原則として2時間で1課を終えるようにしている。Part 1, 2の各課の進め方は次のようになっている。
1時間目 (1)前課の Words & Phrases の小テスト(FDの問題をそのまま使用)
(2)モデル文の導入(テープを用いての聞き取り)
(3)モデル文の説明
(4)モデル文の音読(シャドウイングも適宜行う)
(5)Key Expressionsの確認
(6)Key Expressionsの音読
(7)Try または For Communication のポイント確認
(8)Try または For Communication のペアでの練習
(9)Drill1(口頭で言わせる。要点のみ板書)
2時間目 (1)モデル文の暗唱確認(小テストにする場合もある)
(2)Drill 2, 3(2は口頭で、3は黒板で添削)
(3)Words & Phrases(確認及び口頭練習)
(4)Exercise 1(テープによる聞き取り)
(5)Exercise 2(黒板で添削)
(6)Exercise 3 または 課題作文
(7)ワークブック または 課題作文
Part 3についても基本的な進め方は、Part 1, 2と同じであるが、教科書・ワークブックのExercisesの課題はすべてやるのではなく、選択して行う。また、今年度は年度末に時間が余れば、1、2学期に省いたワークブックの応用問題に取り組ませる予定である。
4)クラス内及びクラス間交流
a)クラス内交流(Chain Diary)
英語で自己表現する場を少しでも増やそうという趣旨で、今年度英語による交換日記(Chain Diary)を始めることにし、クラスに1冊ノートを名簿番号の最後の生徒から回している。生徒はノートが回ってくると、まずそれまでに書かれた他の生徒の作文を全て読み、それについてコメントを自由に書いてよいことになっている。次に、自分の作文を書くわけだが、何について書いてもよく、分量も自由である。1学期までの状況であるが、一方のクラスはノートが順調に回り、数行書く者から2ページに渡って書く者まで量には差があるとは言え、各自が英語による自己表現を試みてくれている。しかし、他方のクラスは1人の生徒がノートを長い間留めていたので、学期の前半はほとんど回っていなかったが、終わり頃になって回りだした。2学期以降が楽しみである。
b)クラス間交流(メール交換)
昨年度2学期に、担当している2クラスの間でメールの交換を行った。まず、一方のクラス(3組)の生徒に、もう一方のクラス(1組)の生徒の名列表を配布し、メールを書く相手を決めさせる。用紙(B5)を配布し、どんなことでもよいから相手に英語でメールを書くように指示する。その際相手の名前と自分の名前を忘れずに書かせる。回収したメールは直さず、もう一方のクラス(1組)の授業でそれぞれの生徒に渡す。1組の生徒にも同じように3組の名列表を配布し、メールをもらった生徒は、必ずその生徒に返事を書き、もらわなかった生徒は、誰か一人を決めてメールを書くように指示する。回収したメールは、次の3組の授業でそれぞれの生徒に配布し、メールをもらった人は、次の時間までに必ず返事を書くように指示する。このようにしてクラス間で英語のメール交換を何度か行った。ポイントは、生徒から受け取ったメールの筆者と相手の名前のみを記録して、メールに返事が書かれたことを確認したが、メール自体は添削しなかったことである。このように教師がメッセンジャーの役割に徹することで、生徒は、教師ではなく相手の生徒を意識して自己表現をすることができたようである。ほとんどの生徒がこのメール交換に積極的に取り組んでくれたが、中でもこれまで授業中眠そうにしていた生徒が、目を輝かせてメールを書いていたのが印象的であった。今年度も2学期に実施する予定である。
5)e-mailでの国際交流
a) セットアップまで
約8年前に通信機能のついたワープロでワープロ通信を始め、以来細々とやっていたが、94年の12月にパソコンを購入して以来、本格的にパソコン通信(Niftyserve)を開始した。実際に自分で海外とe-mailの交換をすることによって、これを英語教育、特にライティングの指導に利用しない手はないと身をもって感じていた。しかし、本校にはまだインターネットが導入されていないので、自宅のパソコンを使ってe-mailによる国際交流をやってみることにした。パソコン通信からでもインターネットを利用することが可能だが、そのための設定がうまくいかず、経済的にも高くつくことがわかったので、昨年6月に個人的にプロバイダーと契約し、インターネットが自宅のパソコンで利用できる環境ができあがった。
b) 元AETとの交流
筆者が京都の府立高校在職中に一緒に仕事をしていた元AETのイギリス人(Kate Wilfordさん)、アメリカ人(Tracy Hassanさん)にメールを出し、インターネットで送る生徒のメールにコメントしてくれるように頼んだところ快諾を得たので、e-mailの交流を開始することができた。まず、教科書Polestar
Writing CourseのLesson 10、Exercise 3(世間で言われていることに理由を挙げて反論するという課題。)の生徒作品の中から各クラス約10点を、原則として原文のまま自宅のパソコンからe-mailでKateさんに送り、その返事を生徒に紹介した。☞(資料1)
次に、文化祭についてパラグラフ作文させた際、何人かの作品をe-mailでイギリス人のKateさんとアメリカ人のTracyさんに送ることを生徒に伝えた。生徒はいつも以上に張り切って取り組んでくれたが、でき上がった作文の中から今回も各クラス約10点を選び、ほとんど修正せずにそのまま自宅のパソコンで入力し、e-mailとして二人の元AETに送った。しばらくして、それぞれから返事のe-mailが届き、それをプリントアウトして生徒全員に配布した。☞(資料2)自分のメールに返事が届いた生徒は言うまでもなく、ほとんどの生徒がイギリス、アメリカから届いたメールを熱心に読んでいた。
c)国際交流のサイトで知り合ったアメリカ人との交流
たまたま国際交流のサイトに登録しておいたところ、それを見て、一人のアメリカ人(Reggie Keith氏)がメールを送ってきてくれた。親切にも生徒の質問に答えてあげようという申し出であった。そこでまず、Keith氏に自己紹介と彼のホームタウンの紹介のメールを送ってもらった。次に、その内容に関する生徒の質問をe-mailで送り、それに回答してもらうことにした。生徒の質問は多岐に渡っていたが、一つ一つの質問に対して懇切丁寧に答えていただいたので、そのe-mailをプリントアウトして生徒に紹介した。さらに、その回答に関する生徒の質問を送り、それに対する回答も生徒に紹介した。このようにしてReggie氏との交流を数回行った。 ☞(資料3)
d)マレーシア人との交流
同様に、国際交流のサイトを通じてメールを送ってくれたマレーシア人(Chong Chee
Wahさん)にも、自己紹介および、マレーシアの紹介文を送ってもらい、それを生徒に紹介した。その際、雑誌Time がマレーシアの現状を特集していたので、その中の記事をピックアップしてメールと併せて紹介した。次に、それに対する生徒からの質問をメールで送り、Chongさんの回答を生徒に紹介した。
6)コンピュータ室での授業
本校には1クラスの生徒が一人1台ずつ使えるコンピュータ室があるので、昨年度3学期にそれを用いたライティングの授業を計画した。ライティングの授業にコンピュータを用いるのは、一つには、今後ますますパソコンが普及し、Computer
literacy が不可欠のものとなることが予想されるが、本校ではまだ情報教育が未実施であり、せめてワープロとしてだけでも、是非パソコンに慣れてほしいという願いからである。また、ライティングという活動にパソコンを用いるのには、積極的な意義があると思われるからである。それは、文章の追加や削除などの変更が簡単に行えるので気楽に書き始められ、また他人の文章を批評するような気持ちで文章を書き上げることができること、でき上がりが美しいこと、教室内のネットワークで一人の作文が全員に公開できること、即ち、一人一人のライティングのプロセスや教師による添削が全員で共有できること、さらに、完成した作文を電子的に保存し、それを直接e-mailで教室を飛び出して世界のどこへでも送り出すことが可能になることなどである。
パソコンの使用についての事前アンケートによると、パソコンが全く初めてという生徒から、自宅でほぼ毎日使っている生徒までレベルに大きな差があることがわかった。そこで、全くの初心者に合わせて授業を行うことにし、パソコンに詳しい生徒には小先生役ををしてもらうことにした。時間の関係で1クラス2時間しかコンピュータ室の授業を確保できなかったので、1時間目にはパソコンの使い方に慣れること、2時間目で一つの作品(Writing修了課題 ☞資料4)を完成すること、を目標にした授業を展開した。具体的には2枚のワークシートに従って授業を行った。☞(資料5)何しろ時間がわずか2時間だけだったので、十分にパソコンに慣れないまま、作品を作らねばならない生徒が多かったようである。昼休みと放課後に数日間コンピュータ室を開放し、授業中に完成できなかった生徒に付き合ったので、何とか全員作品を完成させることができた。その作品をプリントアウトしたものを『Writing修了課題作品集』としてクラス毎に冊子にして『ライティング』の最後の時間に配布した。
7)Team-Teaching
今年度初めて、『ライティング』の時間にALTとのTeam-Teachingを実施することになった。2学年5講座公平に訪問してもらうことを考えて、時間割の制約から各講座3回に1回の割で、Team-Teachingを実施している。ALTの訪問の時だけ特別なことをするのではなく、普段通りの授業を3回に1回は二人で行うというように考えた。と言っても、ALTの特性が十分生かせるように、Solo-Teaching とTeam-Teaching
では力点の置き方を変えている。授業の手順に従って、Team-Teachingの進め方を紹介しよう。
Team-Teaching が、教科書のある課の1時間目に当たった場合は次のようになる。
1時間目 (1)前課の Words & Phrases の小テスト
(2)モデル文の導入(テープではなくALTの音読による聞き取り)
(3)モデル文の説明(JTEの説明にALTが補足する)
(4)Key Expressions の確認(JTEの説明にALTが補足する)
(5)Drill1 & 2(ALTにinformantとして活躍してもらう)
注: Try(or For Communication)はSolo-Teachingで行う。
Team-Teaching が、ある課の2時間目に当たった場合は次のようになる。
2時間目 (1)モデル文の暗唱確認(小テストにする場合もある)
(2)Drill 2 & 3(ALTにinformantとして活躍してもらう)
(3)Exercise 2(黒板でALTと共に添削)
(4)Exercise 3 / 課題作文(ALTにinformantとして活躍してもらう)
(5)ワークブック / 課題作文(ALTにinformantとして活躍してもらう)
8)夏期休暇中の特別課題
『ライティング』年間進度予定で紹介したように、夏休みには英文日記(10日以上)を課題として課している。これは誤りを恐れずできるだけたくさんの英文を楽しんで書く
ことをねらいにしたものである。多くの生徒がたいへん意欲的に課題と取り組んでくれ、大学ノート一冊を使って、見事な自己表現をしてくれている生徒も多い。そのような作品に接すると、改めて機会を与えることの大切さを感じる。なお、課題にはすべて目を通し、大きな誤りだけ訂正し、コメントを書くことによって生徒と英語でコミュニケーションするようにしている。返却は2学期中に終えるようにしている。
4.アンケート結果
これまで学期毎に、実践してきたことについて生徒にアンケートをとり、それ以後の実践に生かそうと努めてきた。ここでは、そのようなアンケート結果の一部を紹介することにする。☞(資料6)
1)クラス間交流(メールの交換)について
昨年度2学期末のアンケート(資料6の例1-6参照)結果をまとめると、グラフ1
のようになっている。クラス間でメールのやり取りをしたことについて、約78%の生徒がよかったと答えている。しかし、一人の生徒が数人からメールをもらう場合もあれば、誰からもメールが来ない生徒もおり、不公平感を感じる生徒がいたようである。また、よくなかっとと答えた生徒の中には、出したのに返事が来なかったと不満をもらす生徒がいた点は反省点として残る。
<グラフ1>
2)e-mailでの国際交流について
昨年度2学期末のアンケート(資料6の例1-7参照)結果をまとめると、グラフ2
のようになっている。ほぼ9割の生徒がe-mailでの国際交流がよかったと答えている。
生徒の手書きの原稿を自宅のパソコンで入力するのは結構時間のかかる作業であるが、生徒の反応を見ていると、その苦労が報われる思いがする。アンケートの記述部分を見ると、少なからぬ生徒が教師を介さずに直接インターネットでメール交換をしてみたいと答えていたが、自然な希望であろうと思われる。これが実現できる日を待望している。
<グラフ2>
3)コンピュータ室での授業について
今年度1学期末のアンケート(資料6の例3-7参照)結果をまとめると、グラフ3のようになっている。グラフが示しているように、約75%の生徒がコンピュータ教室での授業をよかったと答えている。2学期には、教科書付属のフロッピーディスクを使用すれば、比較的簡単に準備ができそうなので、教室で行ってきた黒板での添削指導をパソコンの画面上で行うような授業を計画している。2学期以降もできるだけコンピュータ室を使って授業をすることによって、単にパソコンを使えることに満足するのではなく、パソコンが便利なツールであることを認識した上で、パソコンで何ができるのかや、パソコンでしかできないことは何かなどを、実際にパソコンを体験しながら考えさせたいと思う。
<グラフ3>
4)Team-Teaching について
今年度1学期末のアンケート(資料6の例3-8参照)結果をまとめると、グラフ4のようになっている。8割以上の生徒が Team-Teaching がよかったと感じている。 よくなかったと答えた生徒の中には、その理由として教科書の進度が遅れがちである点をあげているが、native
speaker をinformant として迎えてのライティングの授業の意義について再度理解させたいと思う。
<グラフ4>
5)英語で文章を書くことについての意識の変化
昨年度1学期と学年末のアンケート結果(資料6の例2-1、2)を比較すると、グラフ5、6のようになっている。
グラフ5によれば、1年間『ライティング』の授業を受けて、英語で文章を書くことが好きになった生徒がかなり増加したことがわかる。また、グラフ6によれば、英語で文章を書くのが苦手だと答えた生徒が、依然として大半を占めるとはいえ、得意だと答えた生徒も約4倍に増加していることがわかる。今年度はこのような英語で文章を書くことについての意識が昨年度以上に向上するよう実践を工夫していきたい。
<グラフ5>
<グラフ6>
5.模擬試験の結果から
これまで紹介してきたライティングの指導の結果、果たして書く力はついたのであろうか。大学入試にも対応できる学力を養成することができたのであろうか。これに関して、昨年度2年生が受検した全国模擬試験の結果からみてみることにする。(グラフ7参照)
<グラフ7>
グラフ7は全国模擬試験結果のうち、表現力(作文)問題について平均得点率の推移を全国平均と校内平均で比較したものである。これによると、『ライティング』の授業を受ける前(高一の1月)ほとんど差がなかった(校内45.0、全国42.2)のが、『ライティング』の授業を受け始めてから常に全国平均を2けた以上、上回って推移していることがわかる。今年度は年度当初と年度末で同一の課題で自由作文をさせる予定であり、実際に2つの作文を比較することによって点数とは違った面から力の伸びを見てみたいと考えている。
6.今後の課題
現状では『ライティング』の単位数が2単位と極めて少ないことや、インターネットが本校にまだ導入されていないことなどの制約から、やりたいことの何分の1しか実践できていないのが偽らざるところである。しかし、インターネットは英語教育、とりわけライティング指導において画期的な環境、即ち教師にではなく自分の書きたい相手に自己表現する自然な環境を英語教育史上初めて与えてくれたという1点だけでも、今後是非インターネットを活用した指導を実践していきたいと考える。今回紹介した e-mail による交流を一歩進めて、国内・国外を問わず、生徒同士が日常的に直接e-mailをやりとりする環境を早急に構築したいものである。また、このような交流が発展して姉妹校提携を結ぶことができるようになれば一層深いレベルの交流へと発展していけるだろう。さらに、インターネットはコミュニケーションの手段ばかりではなく、情報発信手段でもあるので、生徒の作品をホームページに掲載し、世界中の人に見てもらい、フィードバックを得ることが可能になれば、生徒には大いに励みとなるであろう。また、既に大学などでは行われているが、課題作文をインターネットを通じて教師に送り、それを添削したものを全員に送ってクラスみんなで共有することや、ネット上で多くの生徒が参加して一つのストーリーを創作していく取り組みなど可能性は無限であるようにすら思われる。こうなれば、単位数や教室などの制約は問題でなくなり、まさにダイナミックな指導が展開できるだろう。
7.参考文献
朝尾幸次郎・斎藤典明. 1996. 『インターネットと英語教育』 大修館書店.
岩村圭南. 1995. 『インターネットで英語学習』 アルク.
上村妙子・大井恭子. 1992. 『レポートライティング』 日本英語教育協会.
橋内武. 1995. 『パラグラフ・ライティング入門』 研究社出版.
金谷憲・谷口幸夫 1994.『ライティングの指導』 研究社出版.
斎藤栄二. 1996. 『英語授業レベルアップの基礎』 大修館書店.
羽柴正市. 1969. 「英文構成の考え方」『書く・話す・聞く英語』 研究社出版.
野口悠紀雄. 1997. 『「超」勉強法 実践編』 講談社
尾関修治他. 1997. 「インターネット時代が日本の語学教育に求めるもの」『語学ラ ゴラトリー学会第37回全国研究大会発表論文集』 語学ラボラトリー学会
近藤真. 1996. 『コンピューター綴り方教室』 太郎次郎社.
高田哲朗. 1994. 「英語UCからライティングへの転換を目ざして」『CHART NETWORK No.12』 数研出版.
資料1 教科書Lesson 10 Exercise 3の生徒作品とKateさんのコメント例(斜体の部分がKateさんのコメント)
例(1)
Tomoko Nakai(Class 2-1)
School uniforms have been criticized for many reasons. However, I
believe that they are not always bad. For one thing, if students
wear school uniforms, they can be conscious that they are a part
of
school. School is a
place to lead group life. School
isn't a place to
have their own ways.
Students have to follow the rules.
People who hold the opposite view insist on this. It isn't good that
everything is bound by rules. It prevents flexible and adaptable
ideas and students' independence.
However, because they wear school uniforms, it doesn't follow that
it prevents free thoughts.
Japanese great men in the Meiji Era or
Taisho Era wore school uniforms then.
Another reason is that it is load for parents to spend clothes
expenses. Teenagers
like to dress nicely. Students
tend to pay
attention to their clothing and appearance. Therefore, clothes cost
parents much money.
That's why I agree with school uniforms.
Tomoko, I think
you make some good points about why uniforms can be seen to be a
good idea. Your ending is a little bit sudden -
perhaps you could say 'It is
for these reasons
that I agree with school uniforms' (this would link your
opinion back to
your comments). Overall, your
English is very good - you are
clear and strong
in what you say, and your grammar is very impressive!
例(2)
Kohei Takahashi(Class 2-1)
Video games have been criticized for many reasons. But I think
they are not always bad.
For one thing video games are fun to play.
Another reason is that you can spend your leisure time playing
video games. Video
games also made
them are made in
for only an hour, they wouldn't harm your eyes that much. Although
video games give a false sense of reality, they give you
dream. I
think children need to have imaginations. Whether you have a good
imagination or not depends on your childhood. Playing video games
help you raise your imagination. so it is not always bad to stay
indoors and play video games. Those are the reasons why I think
playing video games are not always bad.
Kohei - you make
a good point about video games being good if you use them
carefully. I don't think that they are the only
way to improve your
imagination, so
perhaps you should say that they are one way of doing so.
Overall, though
your argument is quite strong, and your English is clear and
easy to
understand.
資料2 ア. 文化祭についての生徒の作文とKateさんからのメール例(大文字がKateさ んのコメント)
Kana Hashimoto(2-1)
Festival of my
school [MY SCHOOL FESTIVAL] was held on September 19th, 20th, and 21st. At my school three days are prepared
every year[IT LASTS FOR THREE DAYS EVERY YEAR].
First two days, we each present [PERFORM] plays, and the final day
[THERE ARE] many refreshment
booths like card playing, many kinds of games and food (which were not set up
this time) are set up and not only students but also the public can take part
in the festival. We can enjoy them
until
In
students do at their school festival? When is it held?
I want to know about them because I have friends who are from
IN
イ. 文化祭についての生徒の作文とTracyさんからのメール例(斜体がTracy さんのコメント)
例(1)
Hiromi Hamamoto(2-1)
At our school
the school festival is held every year.
This year I was
very busy.
The first day
our class had a performance of the play whose title is
could do well without fail, because it is difficult to light the decided
points. But thanks to
many times of practice, I didn't
make serious
mistakes. I was very
glad of it, and I was satisfied
with the good
reputation among the audience.
The third day,
students opened many stalls. I was
very busy,
because I had a lot of roles: preparation for a lecture, and the
clerk of a
charity bazaar, super-ball sukui or one of the typical
popular night stalls.
Many visitors came to the shops. So when my work
was over, most of
the shops had been closed.
I was very
disappointed. But the work
was interesting to me.
I
think the importance of the cultural festival is how hard we try to do.
So the cultural
festival of this year is very successful to me.
Dear Hiromi,
I enjoyed reading
about your responsibilities during this year's Cultural
Festival. Being in charge of the spot light is an
important job. Ensuring
proper lighting
is important for photography, movies, and any type of
theatrical
production. Appropriate lighting
not only allows the subject to
be seen clearly,
it also sets the mood or atmosphere.
I agree with you
that it is important to give a good effort when you're
involved in a
project. In English we have
several expressions that refer
to doing your best. They include: "put your best foot
forward," "give it all
you've got,"
and "reach for the stars."
Hiromi, I encourage you to reach
for the stars in
whatever you do.
Sincerely,
Tracy Hassan
例(2)
Kaori Imai(2-3)
On 19th
September, our annual school festival started. We are to
meet at the lecture hall of Kyoto Kyoiku University at nine in
the morning.
The first day
and the next day, we saw seven dramas.
One of them,
a drama by 2-4 was impressive, I thought. It was the dramatic version
of the detective story by Agatha Christy. My heart beat quickly at the
sight.
The last day,
we made a round the refreshment booths.
I bought the
Japanese yoyo and a super ball. The Japanese yoyo is a rubber balloon
and in it there is water and it is hung by a rubber string. We swing yoyo
up and down with its string. Then there was a
koyasai after our annual
school festival.
There were a lot of candles
on the handrail of the
school buildings.
They surrounded the
courtyard where we were
there, and the candles were burned by the student council.
They were
very beautiful, and I felt the effort of the school council.
This year,
o-157( food poisoning ) was prevalent and our annual
school festival didn't have refreshment booths selling food. I
thought
that was the only unfortunate thing. But I liked the
festival very much,
because there were many good things.
Dear Kaori,
I'm glad you
enjoyed your school festival this year.
Was the Agatha
Christie play
your favorite performance? She is
a very good mystery
writer. I have read several of her novels. They are very suspenseful.
It's
disappointing that, due to an outbreak of food poisoning, there were
no refreshment
stands at the school festival.
What foods do they
usually sell at
the festival? At festivals in the
hot dogs, pizza,
popcorn, hot pretzels, cotton candy, and coca-cola. I'm
getting hungry
just thinking about all those foods!
Sincerely,
Tracy Hassan
資料3 ア. Reggie Keith氏からのロサンゼルスおよび自己紹介のメール
Subject:
Welcome to
Date:
From:
Reggie Keith <rkeith@lausd.k12.ca.us>
To:
Tetsuro Takada <takada@kcn.or.jp>
References:
1 , 2
Tetsuro Takada wrote:
>
> Dear Mr. Keith,
>
> Thank you very much for responding me. I'm very glad to find your e-mail. I'm
> sure many of my students are interested in
> May I ask you to send me a paragraph or a short essay about
your district, a sort
> of introduction of your neighborhood?
in the
goes, so goes the rest of the Country".
community for the rest of
this City. I'm convinced that if
major city, can figure out how to live together.. then we will be
the
"Shining City on a Hill" for the rest of the World to
emulate.
The news media in
believe everything you read.. or see! I love
are from every country in the World making it a rich diversity of
cultural experience. There's an ancient proverb that says: there's
enough elbow room for everyone! To visit
and hopefully the best of every country. No one should come here
if
there not ready to experience the wonderful flavors and scents
uncommon
to your upbringing.
Mexican culture and cuisine is colorful and delicious! And all the
varieties of
There's Koreatown,
minute drive from my home. I live in the heart of
is on the 12th floor in Downtown. There's beaches and mountains;
museums
and Universities. The Academy Awards Presentation (the Oscars) is
about
a 2 minute drive from my place.
well as Universal Studios is 8 minutes up the road. You know
is called the "Movie Capital" of the World.
About me personally, I studied Choral Music at the University of
contemporary music, too! Sushi and Suki yaki.. are also on my list
of
favorites! A Taiwanese friend has introduced me to much of the
Japanese
cooking and helped me become accostumed to your tastes (which are
definitely different than those of Western European cultures). I
have
never visited
from the old country.
(以下略)
イ. ア.に対する生徒の質問とReggie氏の答えの例
例(1)
> Atsushi Naruoka(2-1,
boy)
> In your letter, you say that over 90 languages are spoken in
Atsushi -- depending on their experience.. most can speak English
fairly well. Some cannot primarily because they are new to the country. The
biggest difficulty most people have is their inability to speak English
CLEARLY. They might understand English, but they need to work on their
pronounciation. My friend just came back from visiting
5 years, and still his English can be difficult to understand. I'm
sure it's very frustrating.
Another friend, Roger Lucky.. is the Choir Director at a Community
College. What I'm going to tell you really happened. His College Choir was
invited to
pronounced it correctly! (smile)(it's true!)
My Chinese friend will say: 1. waaaaaaa-n 2. wan 3. waaaa-n... "do you hear
the difference?"
Honestly,.................................................NO! so language is
difficult for lots of US (me included!).
Many people who live in Los Angeles study Spanish. It's very
helpful. I speak a little French.. and more German and Spanish.
例(2)
> Tsukasa Masuda(2-1, girl)
> What do you think about Johann Sebastian Bach?
He's perhaps the greatest Church musician to have lived. His
examples have been inspirational to me, Tsukasa. He was a great Lutheran
musician. And that is the faith of my childhood. I'm sure you know that most
Scandanavians and Germans are of the Lutheran faith.
> I like his music very much. Is it played at church on Christmas Day?
Yes... on Christmas day. And without a doubt, every Sunday his
music is played in Christian churches around the world. A friend of mine is
perhaps the finest church organist in Los Angeles. He plays Bach's Toccata and
Fugues.. many Chorals.. and interventions. He's brilliant!
Tsukasa -- What's your favorite Bach piece? I love his choral pieces.
Do you play J.S. Bach's music?
例(3) 例(2)の質問に対する生徒の返事とそれに対するReggie氏の答え
Tsukasa Masuda(2-1)
>
> My favorite Bach piece is Passacaglia and Fuge c-minor BWV
582. I think that >all the
things exit in his music and that there is a kind of silence in his >music.
There is not only heavenly light and I think his music is really clear >and
if I say about its colour, it may be the bluest blue. When I was a >kindergarten pupil, we played Fuge g-minor
BWV 578. I played the
accordion. >Some day I want to
play his piece.
Well, I'm quite impressed to hear that you truly do know about
J.S. Bach's music.. would you help me to understand what you mean when you say
"things exit in his music".. and that there's a "kind of
silence" in his music..
I never thought of Bach's music as silence.. I always hear the
"unsung words" of his pieces.. most of his works are so choralistic..
they seem to have a voice.. even when they are merely instrumental..
as for your choice of colors.. bluest blue.. YES, YES.. YES! blue
in Western tradition is the color associated with the heavens and spirituality.
You choice is exact, Tsukasa. I'd love to hear you play his piece on the
accordian.. perhaps the organ someday, right?!
One of my very favorite chorales of J.S. Bach is: Wachet Auf! (my
spelling is terrible tonight.. it's late). It's a great choral piece.. and the
words translated into English are wonderfully exciting especially for people
from the West.
My friend is singing Bach's B-minor Mass next week. He's excitedly
anticipating the concert.
I hope you keep your music going!
資料4 2年Writing
修了課題
今年度のWRITINGの授業も終わりが近づいてきました。1年間の学習のまとめと
して、以下の課趣に取り組み、必ず提出してください。
次の課題でスピーチ原稿をワープロで作成し、フロッピー・ディスクで電子データの
形で提川する。
課題:「今思うことl、「私の主張」、「私の提案」など。テーマは特に限定しな
い。どんなことに関してでもよいので、自分の考え、意見、提案などを英語
で、スピーチ原稿の形で作成する。(時間があればスピーチをしてもらう
予定)分量は特に定めない。
提出期限: 2月28日(金)
注1: 2月中WRITINGの時間の1時間をコンピュータ室で行います(日は未定)
ので、その時間にワープロで入力してください。もし、その時間に完成できない
場合は、以下の日の放課後にコンピュータ室を開放しますので利用すること。
2月19日(水)15:40〜17:00
2月24日(月)15:40〜17:00
2月25日(火)15:40〜17:00
注2: 原稿作成は次のフォーマットに従ってください。
タイトル
組 番 氏名
注3: 文字の拡大縮小や飾りなとの変形を加えないでください。
注4: フロッピー・ディスクに文章を保存する方法は、前回のコンピュータ室での授業 で配布したプリントに従ってください。但し、『ファイル名』は sp.txt と付けて ください。
注5: 自宅でパソコン、ワープロが使える人は、それで作成してもよい。但し、テキス トファイル形式で保存すること。なお、MACのパソコンが使える人は、是非それ で作成してください。
資料5 コンピュータ教室での授業のワークシートの例
The
2nd Lcsson in Computcr Room
*Noticc: 1.名列順に着席
2.指示通りの操作をしてください。
⇒勝手に操作をしないこと。(モニターテレビに手順を写します。)
⇒わからない時は手を挙げて尋ねること。
*Procedure:
Stage 1 Setting up 〜各自のパソコンをワープロとして使うための準備〜
1. 自分の名前の書いてあるフロッピーディスクを受け取る。
2. フロッピーディスクを上のスロットに入れる。
3. パソコンの電源を入れる。(Power on)
4.『windows 3.1をマウスでwクリックする。
5.『アクセサリー』をマウスでwクリックする。
(『TOWNS アクセサリー』ではないことに注意!)
6.『ライトをマウスでwクリックする。
これでライトワープロか使えます。
(Set up 完了)
Stage 2 Paragraph
Writing 〜課題をライトワープロで仕上げる〜
1.タイトルをつける。
2. 組、番、氏名を入れる。
3. パラグラフの最初は3文字分空ける。
4. 文章が一応完成したら読み直して手を加える。
(これは、手書きでなくワープロの醍醐味です。消しゴムを使わずに、
自由に文章を手直ししてくたさい。)
注意: 文字を拡大縮小したり飾ったりしないでください。
下線もつけない。
Stage 3 Saving I 〜完成した文章を各自のフロッピーディスクにセーブする〜
注意: 未完成の場合も一旦フロッピーディスクにセーブしてください。
1.『ファイル』から『名前を付けて保存』を選ぶ。
2.『ドライブ』を『a:』に設定する。
3.『ファイルの種類』で『テキストファイル』を選ぶ。
4.『ファイル名』を次のように記入する。
sp.txt
注意: 小文字で記入してください。
5. OKをクリックする。
(これでライトワープロの画面に戻ります。)
Stage 4 Save II 〜完成した文章を一つのフロッピーディスクにまとめる〜
1.『ライトワープロ』を終了する。-----左上の口をWクリックする。
2.『windows3.1』を終了する----@プログラムマネージャーの左上の□
をWクリックする。
AOKをクリックする。
3. 完成した場合は⇒『先生との通信』をwクリックする。
未完成の場合は⇒stage 5の2.3.へ進む。
Stage 5 Power Off 〜正しく終了する〜
1. 『0』を打ち、次に『実行キー』を押す。
2. 左上のFMT0WNSを開き、終了を選ぶ。
3. MENUの終了で電源0FFをクリックする。
資料6 アンケートの例
(例1)昨年度2学期末アンケート
Writingについてのアンケート 1996 2 学期
2年( )組 氏名( )
1.あなたは英語で文章を書くのが好きですか。 ア.好き ・ イ.嫌い
2..あなたは英語で文章を書くのが得意ですか。 ア.得意 ・ イ.苦手
3.英語の4技能(a.話す・b.聞く・c.読む・d.書く)のうち、最も好きなものと嫌いな ものは何ですか。 最も好きなもの-----( )
最も嫌いなもの-----( )
4.英語の4技能(a.話す・b.聞く・c.読む・d.書く)のうち、最も得意なものと不得意 なものは何ですか。最も得意なもの-----( )
最も不得意なもの----( )
5.英文を書くとき、どの点が最も難しいですか。
ア)文法的に正しい英文をつくること。
イ)適切な単語や熟語を使うこと。
ウ)文と文のつながりや論理展開。
エ)その他( )
6.今学期には、作文のクラス間交流をやりましたが、どうでしたか。
ア)よかった イ)よくなかった
それについて感想・意見を書いてください。
7.2学期には、また、君たちの英文をインターネットで外国に送ってコメントをも らったり、質問を送って返事をもらったりという活動をやりました。このような活動 はどうでしたか。 ア)よかった イ)よくなかった
それについて感想・意見を書いてください。
8.コンピュータまたは、ワープロ経験について
1)英文タイプは打てますか。 あ)ブラインドタッチがでくる
い)キーボードを見ながらなら打てる。
う)数本の指でぽつぽつ雨垂れタイプならできる
え)全く触ったことがない。
2)コンピュータまたはワープロの経験はありますか。(複数回答可)
あ)コンピュータまたはワープロをもっているし、使っている。機種名( )
い)ウィンドウズが使える う)プログラムが書ける え)ゲームならできる
お)マウスなら使える か)FDの使い方を知っている き)全く触ったことがない
Polestar
Writing Course についてのアンケート
2学期に学習した課を思い出して、以下の質問に答えてください。
参考:2学期の内容 ア.L.10(Hon-ne and Tatemae)
イ. パラグラフ・ライティング入門(2)
ウ.L.11 (Good News)
エ.L.12 (That's
Too Bad)
オ.L.13 (Overcrowded)
カ.L.14
(Shopping)
キ.L.15 (How about Coming
to Macbeth?)
ク. パラグラフ・ライティング入門(3)
ケ.L.16 (Getting the News)
コ.L.17 (A Shopping Bag)
サ.L.18 (The Secret of Bowing)
シ.L.19 (Changing Roles)
1.2学期に学習した課で最もよかったのは---( ) 理由:
2.2学期に学習した課で最もよくなかったのは---( )理由:
3.各課を構成するパートについて、感想や意見を書いてください。
model文---( )
key expressions---(
)
TRY---(
)
Drills 1---(
)
Drills 2---(
)
Drills 3---(
)
Exercis1---(
)
Exercise2---(
)
Exercise3---(
)
4.ワークブックについて---ア.すべてやっている。 イ.半分以上やっている。
ウ.少ししかやっていない。 エ.ほとんどやっていない 5.この教科書についてのあなたの感想・意見を書いてください。
6. 授業の進めかたについて、意見や要望があれば書いてください。
7.その他何でも
Thank you very much & Have a Happy New Year!
(例2)昨年度学年末アンケート
Writingについてのアンケート 1996年度 3学期
2年( )組 氏名( )
1.あなたは英語で文章を書くのが好きですか。 ア.好き ・ イ.嫌い
2..あなたは英語で文章を書くのが得意ですか。 ア.得意 ・ イ.苦手
3.英語の4技能(a.話す・b.聞く・c.読む・d.書く)のうち、最も好きなものと嫌いな ものは何ですか。 最も好きなもの-----( )
最も嫌いなもの-----( )
4.英語の4技能(a.話す・b.聞く・c.読む・d.書く)のうち、最も得意なものと不得意 なものは何ですか。最も得意なもの-----( )
最も不得意なもの----( )
5.英文を書くとき、どの点が最も難しいですか。
ア)文法的に正しい英文をつくること。
イ)適切な単語や熟語を使うこと。
ウ)文と文のつながりや論理展開。
エ)その他( )
6.今学期には、コンピュータ室での文書作成をやりましたが、どうでしたか。
ア)よかった イ)よくなかった
それについて感想・意見を書いてください。
7.今年度何度か、君たちの英文をインターネットで外国に送ってコメントをもらったり、質問を送って返事をもらったりという活動をやりました。このような活動を機会があれば、来年度もやってみたいですか。 ア)はい イ)いいえ
◎はいと答えた人へ:どのようなやり方を希望しますか。
(例3)今年度1学期末アンケート
Polestar
Writing Course についてのアンケート
1学期に学習した課を思い出して、以下の質問に答えてください。
参考:1学期の内容 ア.L.1(Health and Sports)
イ.L.2(Midnight
Snacks)
ウ.L.3(The
Computer Fitting System)
エ.L.4(My
Hobbies)
オ.L.5(International Student Identity Card)
カ.パラグラフ・ライティング入門(1)
キ.L.6(The Advantages of
Television)
ク.L.7(Learning
a New Language0
1.1学期に学習した課で最もよかったのは---( ) 理由:
2.1学期に学習した課で最もよくなかったのは---( )理由:
3.各課を構成するパートについて、感想や意見を書いてください。
model文---( )
key expressions---(
)
TRY---(
)
Drills 1---(
)
Drills 2---(
)
Drills 3---(
)
Exercise1---(
)
Exercise2---(
)
Exercise3---(
)
Words &
Phrases---(
)
4.ワークブックについて---ア.すべてやっている。 イ.半分以上やっている。
ウ.少ししかやっていない。 エ.全くやっていない 5.この教科書についてのあなたの感想・意見を書いてください。
6.授業の進めかたについて、意見や要望があれば書いてください。
7.今学期パソコンを使った授業を2回実施しましたが、どうでしたか。
ア.よかった イ.よくなかった
(理由)
8.6月からダナ先生とのTeam-Teachingも始めましたが、どうでしたか。
ア.よかった イ.よくなかった
(理由)
7.その他何でも
( )年( )組( )番 氏名( )
Thank you very much & have a nice vacation!