3年生「国語表現」において模擬裁判授業に取り組んできました。当日は校内に法廷を作り、生徒が裁判官・検察官・弁護士・被告人・証人などに扮して裁判を繰り広げます。傍聴にご参加の方々にも全員評議に参加していただき、6名の方には裁判員になっていただきます。単に見るだけでなく、参加できる公開授業です。またこの日は弁護士の方もゲスト講師としてお招きして、解説をしていただきます。
シナリオは東京の弁護士会が作成した「失恋サンタの殺人事件」です。授業に弁護士・検察官・裁判官の方々をお招きし、プロの方々からいただいたアドバイスやヒントをもとにこの未完成のシナリオを改良しながら自分たちのシナリオを創り上げ、本物の裁判同様に演じます。そして来ていただいた方々と一緒に考え、判決を下すという取り組みです。
ご興味、ご関心のある方の参加をお待ちしております。
お問い合わせは国語科( fudafuda@kyokyo-u.ac.jp )まで。
(事件概略)
クリスマスイブの夜、当時23歳であった被害者中井香織が、自宅マンションで何者かに刺殺された。被告人は、被害者と以前交際していたケーキ屋アルバイト店員大木和弘。犯行時刻、被告人は近くのケーキ屋でサンタクロースの格好をしてアルバイトをしていたはずであるが、そのアリバイは成立するのか?このアリバイに対して被告人のアルバイト先店長はどのような証言をするのだろうか?犯行時刻直後、犯行現場近くで血に染まったサンタクロースの服を着た被告人を目撃したという証人の証言の信用性は?凶器のバタフライナイフと、被告人がかつて所有していたバタフライナイフは同一のものなのか?被告人の犯行の動機に関して、被害者に被告人がストーカー行為を行っていたという被害者の友人の証言の信用性は?
検察側と弁護側の闘いが法廷において展開される。
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